セキスイハイムの壁紙変色(まだら模様)
セキスイハイムで建てて5年が経った昨年9月に、リビングから和室の入り口引き戸の上枠壁紙を見ると、グレー色斑点のまだら模様になっていました。思わず、「気持ちワルイ」という感じです。
一番最初に気づいた場所の写真です。間口上枠の壁紙にグレー色斑点模様が一面に散らばっていました。
左の写真では判りにくいですが、よく見ると、縦枠にもグレー色斑点でまだら模様になっています。
それから宅内のドア間口等を見ると、あちらこちらに斑点模様が見られ、一部はキッチン上棚壁面や階段壁面にもあり、その数20カ所もありました。今まで気づきませんでしたが、一気に模様が出てきて、驚きと共に何故!という感じです。
セキスイハイム担当者に連絡し、実際に見てもらいましたが、今まで同じような事例は我が家だけなのか?それとも他の方は壁紙の経年汚れとして気づいていないのか?不思議です。
変色した壁紙のところを一部剥ぎ取り、サンプルとしてセキスイハイムが持って帰りました。「壁紙不良和室入口」をクリックして詳細見てください。
左の剥がした壁紙の写真は、上部が壁紙の表、下部は裏側になります。
表に出ていた斑点は裏側にもくっきりと斑点が出ていますので、裏側から何らかのものが壁紙に染みこんで表に出ててきたものと判ります。
下の写真は、リビングの壁紙の上に剥いだ壁紙を重ねて色を比較したものです。
リビングの壁紙は白色ですが、剥いだ壁紙は同じものなのに、こんなに黄ばみ変色しています。
同じ壁紙とは思えません!
セキスイハイムは剥いだサンプルで原因の究明と補修方法を検討するということでした。
積水化学開発部での状況確認、および壁紙の下地材(ダイライトという素材)のメーカー(大建工業)にヒアリングしたとのことでしたが、過去に小口面のアク発生、染みの事例はなく、斑点模様と黄ばみの原因は現状では判断できないとの回答が約3週間後にセキスイハイムからありました。
そして11月中旬になってから、積水化学開発担当者から「変色原因は検証中で進展はないが、下地面材の”ダイライト”に問題があることに間違いない」との回答があり、「釘穴部はパテ埋め施工、ダイライト面部はコーキング塗装による膜を作りクロス復旧」という案を提示されました。
結局、原因不明でしたが今年2月にセキスイハイムが提示した施工方法で壁紙補修を実施しました。
また、下地面材の”ダイライト”1カ所を切り取ってセキスイハイムに分析用として持って帰りましたが、結局、6月下旬になってもセキスイハイムからの原因に関する回答はありません。
セキスイハイムは、施工方法や採用した素材製品に問題があったとは言いませんので、結局購入者に対して「放置」状態です。問題があったのは我が家だけだったのか、「補修したからいいでしょう」というメーカーの姿勢が窺えます。1軒のために手間をかけたくないという感じでしょうか?
既にセキスイハイムで建てられた方は、間口部の壁紙を是非よく観察してください。
我が家と同じ症状が出ているかもしれませんよ!
これから建てられる方は、このような事例もあるのでよく検討してください。