セキスイハイム ユニット間の段差
今回は我が家の和室の床段差について紹介します。
セキスイハイムは工場で製作したユニットを連結して組み立てていきます。
ユニットの床が水平でなかったり土台枠材が歪んでいたりするとユニット間に段差ができてしまいます。
我が家の和室を歩くと何か膨らんでいるような違和感があり畳を上げてみると床に段差ができていました。
白いテープのところがユニット間のジョイント部になり、左右のユニットで高さが違います。
セキスイハイムに連絡し我が家の和室床レベルについて調査をしてもらいました。
その結果、ユニットジョイント部基礎天端に段差はなく、東側のみユニットのジョイント部に段差が3mmあり中央部と反対側は段差なしでした。
そして、セキスイハイムからは「3mmの段差は基準レベル」との回答でした。
畳があるとはいえ「セキスイハイムの基準値内」と言われても私たちとしては納得できません。
「フローリング床の場合はジョイント部の段差が3mmもあればフローリング材が貼れないのではないか。和室の床であれば段差は基準値で放置するのか?」と問い質した結果、段差の補修をすることになりました。
レベルが低いユニット側の床板に高さ調整のテープを貼り、その上にパテで埋めて段差を解消する補修工事を行ってもらいました。
段差の原因はユニット土台の板材が下向きに反りがあったまま床板を貼ったためです。
セキスイハイムでは土台にエンジニアリングウッドである構造用単板積層材を使用しています。
セキスイハイムのカタログは「品質と強さを確認済み」「優良な木材を特に強度・精度が求められる部位に使用」「1本1本の部材にまでにこだわり」と謳っていますが、我が家の3mmの反りは基準値内という事実から「精度」「部材へのこだわり」は伺えないと思うのですが皆さんはどのように感じたでしょうか?
セキスイハイムはユニットを連結して組み立てる工法から、1つの部屋でも必ずジョイント部があります。
前回の【セキスイハイムの家の中に虫が入ってくる】でも紹介したように、このジョイント部の仕上げがしっかりしていないと虫が入ってきたり床板の段差ができたりの問題が発生しますので、セキスイハイムの弱点かもしれません。
現地でユニット組み建て時に立ち会いしていた私たちはユニット間段差を指摘しましたが、ハイムの監督からは「後で調整しますから問題ありません」と返答されたので、その言葉を信用し何も言いませんでした。
その結果として上記の問題が発生しました。
教訓として、現地内作期間でフローリング等床材を貼りだす前にユニットジョイント部の段差を確認することをお勧めします。
セキスイハイムを選ぶならばユニット工法の長所・短所をよく理解して選択されるのが良いと思います。
次回は【床の音鳴り】について紹介します。