セキスイハイム施工不良-内部不具合(2)-
今回は、前回に続き内部不具合と、ハイムに確認した内部不具合箇所の検査体制の内容を公開します。
前回は屋内の内部不具合を公開しましたが、屋外にも不具合が見つかりました。
窓枠の水切り板が斜めに見えたので、水平器を置いてみたら・・・
やっぱり!!斜めに設置されていました!!
外壁の塗装も…
塗膜が膨れて穴が開いている塗装ムラがありました。
これは外壁の耐久性に関わる塗装。
この箇所の穴は、たまたま見つけられたけれど目の届かない所は大丈夫なのだろうか…うぅん心配。
ハイムのカタログでは「管理された均質な塗装」と謳っています。
均質な塗装仕上がりで耐久性を高めるそうです。
実際は、写真のように塗膜に穴があっても、工場から出荷されていました。
見つけていなければ、このまま外壁タイルを張られていたということ?
耐久性、大丈夫だよね???
ハイムのカタログには、「250を超えるチェック項目を工程ごとに確認!」と記載されています。
しかし今まで公開した我が家の状態をみれば、検査が正確に行われているか疑問。
そこで、セキスイハイムの「QC工程図(製造品質管理工程図)」を見せていただきました。
「QC工程図」とは製造現場の品質を保証するために各工程でどのような「製造条件」をコントロールしているか、どのような「品質特性」を誰が何時、確認しているかを表したものです。
カタログでは、「専任検査員に加え各工程の責任者が作業を必ずチェック。」と記載されています。
しかしQC工程表では
我が家の不具合部位は、第三者の検査ではなく作業者自身が確認検査するようになっていました。
「幾重もの検査体制で品質に厳しく」と書かれていますが、
工場の実態は「作業者任せ」です。
中四国セキスイハイム工業は、ISO9001(品質管理の国際規格)を認定されています。
しかし我が家の内部不具合箇所は
全て検査記録は「対象外」となっていました。
ハイムが規定している検査記録は壁の垂直測定や床の対角測定位です。
それさえも、我が家の測定検査記録はありません。
なぜなら、抜き取り検査のためだそうです。
上の写真を見れば、左の壁が垂直ではなく後ろに倒れているのが判ります。
この状態でも工程内検査だけでなく中間検査・最終検査にも合格して出荷されています。
セキスイハイムの品質基準からすると、この程度は全て合格品ということなのでしょう。
「工場生産での高精度と品質」という言葉を過信しすぎたした私たちも悪いのでしょうが…
セキスイハイムの施工実態にはがっかりです。
上記のように我が家では、私たちの感覚からすると多数の内部不具合が見つかりました。
中四国セキスイハイム工業の我が家のユニット製造だけがおかしかったのか?
今思えば、工場で我が家のユニットを製造している期間、予定が合わず訪問見学しなかった事に大反省。
カタログ内容、工場見学での説明から私たちが期待した品質と、セキスイハイムが定めている品質基準の落差が大でした。
まあ、これくらいの不具合で収まるならここまで書きませんけど。
とにかく、ここでお伝えしたいことは二つ。
セキスイハイムで家を建てるなら、
是非、自分達のユニットを製造中の工場を訪問してよく見ること
棟上げでは、工場から持ってきたユニットに不良がないか品質を確認すること
をお勧めします。
組み立てが終わってしまったら元には戻せないので。。。
次回は引き渡しを受けた後の【床面の不陸(傾き、凹凸)】を紹介します。